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新生・森保ジャパン2023 — ドイツに4-1 — 道のり②

続投を決めた森保ジャパンは、2023年に圧巻の強さを見せる。9月の欧州遠征では、リベンジに燃えるドイツを敵地で4-1と粉砕。トルコ、カナダ、チュニジアにも快勝し、連勝を重ねた。カタールの2-1を「番狂わせ」で終わらせない——欧州組中心の新生チームが示した、確かな進化を掘り下げる。

2026年6月20日

2023年9月9日、ドイツ・ヴォルフスブルク。日本代表は、カタール大会で苦杯をなめさせられたドイツのホームに乗り込んだ。前年のワールドカップで2-1の金星を許したドイツは、リベンジに燃えていた。だが、その夜ピッチを支配したのは、再び日本のほうだった。

  1. 2023年9月9日

    敵地ドイツに4対1で完勝。伊東純也・上田綺世・浅野拓磨・田中碧が得点。

  2. 2023年9月12日

    トルコに4対2。連勝を重ねる。

  3. 2023年10月

    カナダに4対1、チュニジアに2対0。連勝を伸ばし好調を維持。

ヴォルフスブルクの衝撃

試合は、日本のペースで進んだ。前半11分、伊東純也が先制ゴール。一度は追いつかれたものの、前半22分に上田綺世が勝ち越し、試合を引き寄せる。そして後半、途中出場した久保建英のアシストなどから浅野拓磨と田中碧が立て続けにゴールを重ね、最終スコアは4対1。敵地で4ゴールを奪っての完勝だった。

前年のカタールでの勝利は「番狂わせ」と呼ばれた。だが、敵地でリベンジに燃える相手を相手に、4点を取って勝つ——これはもう、偶然では説明できない。むしろ日本のほうが、内容で完全に上回っていた。ドイツの地元メディアは自国の大敗を厳しく報じ、この一戦はドイツにとって大きな転機にもなったと言われる。日本の進化は、世界に強い印象を残した。

止まらない連勝

勢いは、ドイツ戦だけでは終わらなかった。3日後の9月12日、日本はトルコを4対2で下す。続く10月には、カナダに4対1、チュニジアに2対0と、立て続けに快勝を収めた。点の取れるチーム、複数のゴールで勝ち切るチームへと、日本は変貌していた。

この時期の日本は、得点力という長年の課題に、ひとつの答えを出しつつあった。前線には上田綺世のような決定力を持つストライカーが育ち、サイドには伊東純也や三笘薫のスピード、中盤には久保建英の創造性。役者がそろい、攻撃のバリエーションが一気に広がった。守って耐えるだけのチームから、自ら点を取って勝つチームへ——森保ジャパンは、明確に次の段階へ進んでいた。

強さの土台にあったもの

2023年の躍進を支えたのは、欧州で戦う選手たちの充実だった。多くの主力が、ドイツ、イングランド、スペインといった世界トップクラスのリーグで日常的にプレーし、強豪相手の戦いに慣れていた。「世界の強豪」を特別視せず、対等にぶつかれる世代が、ついに代表の中心になっていた。

もっとも、好調な親善試合の連勝は、それ自体がゴールではない。真価が問われるのは、勝ち点のかかった公式戦、そしてワールドカップ本大会である。日本は、この勢いを2026年へどうつなげていくのか。そして強さの裏側では、チームの顔ぶれが静かに、しかし確実に入れ替わりつつあった。物語は、世代交代の進行へと続く。

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