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連載 ・ 全10話
振り回される朝鮮半島 ― 大国に挟まれた半島の近現代史
19世紀末、清の冊封のもとで静かに眠っていた李氏朝鮮は、欧米列強と隣国日本の接近に揺さぶられる。隠者の王国と呼ばれた半島が、なぜ自ら門を閉ざし、そして開かざるをえなかったのか。江華島事件と開国前夜の構造を、史実ベースでたどる連載第1話。
- 01 隠者の国 — 開国前夜 19世紀末、清の冊封のもとで静かに眠っていた李氏朝鮮は、欧米列強と隣国日本の接近に揺さぶられる。隠者の王国と呼ばれた半島が、なぜ自ら門を閉ざし、そして開かざるをえなかったのか。江華島事件と開国前夜の構造を、史実ベースでたどる連載第1話。
- 02 二つの帝国のはざまで — 日清・日露戦争 1894年、東学農民の蜂起をきっかけに日清戦争が勃発し、朝鮮半島は大国の戦場と化す。下関条約、大韓帝国の成立、そして日露戦争へ。半島の主導権が清からロシアへ、そして日本へと移っていく十年を、史実ベース・中立にたどる連載第2話。
- 03 韓国併合 — 主権の喪失 日露戦争で半島の主導権を握った日本は、1905年の保護条約で大韓帝国の外交権を奪い、1910年についに併合へと進んだ。ハーグ密使事件、義兵闘争、伊藤博文暗殺。主権が失われていく五年間を、評価の分かれる論点を併記しながら中立にたどる。
- 04 三十六年 — 植民地統治の光と影 朝鮮総督府による統治の三十六年。鉄道や学校といった近代化と、同化政策・創氏改名・戦時動員という支配の現実が同居した時代である。三・一独立運動、武断政治から文化政治への転換、そして加害と被害の双方を、評価の対立を諸説併記で中立にたどる。
- 05 解放と分断 ― 38度線が引かれた日 1945年8月、日本の敗戦は朝鮮半島に解放をもたらした。だが歓喜の裏で、米ソ二つの大国が地図の上に一本の線を引く。北緯38度線。なぜ半島は南北に分けられたのか。二つの政府が生まれるまでを史実ベースで中立に描く。
- 06 朝鮮戦争 ― 同じ民族の戦争 1950年6月、北緯38度線を越えて戦車が南下した。仁川上陸、中国義勇軍の参戦、そして1953年の休戦。三年の戦火は同じ民族を引き裂き、おびただしい犠牲を残した。犠牲者数には諸説があることを明記しつつ、朝鮮戦争を中立に描く。
- 07 二つの道 ― 開発独裁と主体の国 休戦線を挟み、南は朴正煕の開発独裁と漢江の奇跡へ、北は金日成体制と主体思想へ。同じ民族が冷戦下で歩んだ正反対の二つの道を、どちらの体制も賛美も断罪もせず、光と影の双方から中立に見つめる。
- 08 民主化への道 ― 韓国の激動 朴正煕暗殺から光州事件、1987年の民主化宣言、ソウル五輪、そして1997年のIMF危機まで。韓国が自由と民主主義を勝ち取り、経済の試練に直面した激動の二十年を、犠牲者数の諸説を明記しつつ、光と影の両面から中立に描く。
- 09 核とミサイル — 北朝鮮問題 冷戦が終わり、後ろ盾を失った北朝鮮は、核という切り札に活路を求めた。飢餓の苦難の行軍、瀬戸際外交、六者協議、そして南北首脳会談の握手。脅威と対話のはざまで揺れた三十年を、各国の立場を中立に併せて読み解く。
- 10 半島の現在と未来 — はざまを生きる 歴史的な握手と決裂を繰り返した南北、深まる米中対立、そして世界を席巻するK-POPと韓流。脅威と文化の力が同居する半島の現在を見つめ、地政学的宿命のなかでこれからを問う、連載最終話。