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連載 ・ 全10話
日本の政治 第二章 民主党 ― 政権交代の夢と挫折
1993年、38年続いた自民党単独政権が崩れ、細川護熙を首班とする非自民8党派の連立が生まれた。だがその政権は1年も持たず、新生党も新進党も離合集散を繰り返す。なぜ非自民勢力はまとまりきれなかったのか。民主党前史としての政界再編の嵐を、史実に沿ってたどる第1話。
- 01 非自民の夢 ― 政界再編という嵐 1993年、38年続いた自民党単独政権が崩れ、細川護熙を首班とする非自民8党派の連立が生まれた。だがその政権は1年も持たず、新生党も新進党も離合集散を繰り返す。なぜ非自民勢力はまとまりきれなかったのか。民主党前史としての政界再編の嵐を、史実に沿ってたどる第1話。
- 02 二つの民主党 ― 結党と合流の物語 1996年、鳩山由紀夫と菅直人が呼びかけて旧民主党が生まれ、1998年には新進党の解党で散った勢力を集めて新たな民主党が結成された。さらに2003年、自由党との合併で小沢一郎が合流する。二大政党制への助走となった、二つの民主党の結党と合流の物語を史実に沿ってたどる第2話。
- 03 剛腕・小沢一郎 ― 政権交代に賭けた男 田中角栄の薫陶を受け、史上2番目の若さで自民党幹事長に就いた「小沢一郎」。やがて党を割り、二大政党制の旗を掲げて野に下る。選挙に強い剛腕と、たびたびの離合集散。賞賛と批判が交錯した政治家の歩みを、公的記録の範囲でできるだけ中立にたどる第3話。
- 04 マニフェストの季節 ― 政権交代前夜 2007年の参院選で民主党が大勝し、衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」が生まれた。マニフェストという約束のかたちが選挙を変え、自民党政権は短命の交代を重ねて揺らぐ。幻に終わった大連立、相次ぐ躓き、そして高まる政権交代への期待を中立にたどる第4話。
- 05 二〇〇九年、政権交代 ― 国民が選んだ希望 二〇〇九年八月三十日、民主党は三〇八議席という歴史的圧勝で政権交代を実現した。鳩山由紀夫政権の発足、コンクリートから人へという旗印、テレビ中継された事業仕分け、子ども手当。国民が希望を託したあの夏を、史実で中立にたどる第五話。
- 06 理想と現実のはざま ― 鳩山政権の蹉跌 最低でも県外という言葉は、なぜ重くのしかかったのか。普天間移設をめぐる迷走、政治とカネの問題、社民党の連立離脱。希望のなかで発足した鳩山政権は、約九か月で退陣に至った。何が難しかったのかを史実で中立にたどる第六話。
- 07 菅政権と3.11 ― 国難のなかの政治 二〇一〇年に発足した菅直人政権は、翌年三月、東日本大震災と福島第一原発事故という未曾有の国難に直面する。原発対応をめぐる激しい評価の対立、不信任案、脱原発依存への転換、そして退陣まで。当時の混乱と情報の限界を踏まえ、後知恵の断罪を避けて中立に描く第七話。
- 08 野田政権と消費増税 ― 決断と分裂 どじょうにたとえた就任演説で始まった野田佳彦政権。社会保障と税の一体改革を掲げ、消費増税法案を民自公の三党合意で成立させる。だが党内では小沢グループが反発し、五十人規模の離党と新党結成へ。決断の評価が割れる、党分裂の季節を史実で深掘りする第八話。
- 09 2012年、夢の終わり ― なぜ民主党は失敗したと言われるのか 2012年12月の総選挙で、民主党は230議席から57議席へと激減し、わずか3年で政権を失いました。あれほど大きかった期待は、なぜこれほどの失望へと反転したのか。政権運営の経験不足、党内対立、約束と現実の落差といった「失敗とされる要因」を複数の視点でたどり、評価する声も併記します。
- 10 その後の系譜 ― 民主党が残したもの 政権を失った民主党は、民進党への衣替え、2017年の希望の党をめぐる騒動と分裂、そして立憲民主党・国民民主党への再編という道をたどりました。二大政党制の夢はどこへ向かったのか。民主党政権の歴史的評価を性急に断じることなく、多面的にたどる最終話です。